お手持ちの骨董品を売却する場合、ご自身が骨董品の価値を理解していなければ本来の売買相場よりも安く値踏みされてしまうことが多々あります。そこで今回は骨董品を売却する際の買取に関してまとめてみました。

どのような種類の骨董品があるのか、またその基準とは?…などもまとめていきます。ぜひ参考にしてみてください。

骨董品の定義とは?どんな種類があるの?

そもそも骨董品とは何なのか、骨董品の売買で取り扱われる買取の種類にはどんなものがあるのか、この2つのポイントを基本的な知識としてまとめていきます。

骨董品の定義とは?

欧米の場合は、100年を経過した美術品や工芸品をアンティークと呼び、骨董品としての明確な定義づけがあります。しかし日本の場合は、どの年代に作られたものか、作られて何年経過しているかなどの厳格な定義はなく、おおむね

数十年以上経過したものが一般的に骨董品

として扱われています。

ただし欧米もそうですが、ただ単に古いものということではなく希少価値があるということが共通して大事なことです。

骨董品の最大の魅力は、手作りなどの制作数が少ない上に長い間、何百年も人々に愛されてきたという希少性にあると言えるのではないでしょうか。

骨董品の種類は?

ひと言で骨董品と言っても掛け軸や絵画、陶磁器製品から日用品までその種類は様々です。
一般的に骨董品とされているのは、

・茶道具
・掛け軸絵画などの美術品
・焼き物(陶磁器製品)
・刀剣、甲冑類
・象牙、珊瑚、翡翠製品
・香木、古書、古銭、切手
・ちゃぶ台などの家具
・ブリキのおもちゃ
・装飾品
・着物などの衣類

などがあげられます。ジャンルが幅広く多岐にわたっているので混乱があるかもしれませんが、需要と供給のバランスで、

古くて希少性の高いものが骨董品

と考えていいでしょう。

骨董品の買取は何でも大丈夫?

買取業者によって扱っている骨董品は違います。また、どの業者でも買取できないという共通のものもあるのです。まずどんなものが骨董品として買取できないのか、そのことから入っていきましょう。

ご自分で骨董品かどうか判別できないものでも、どのように対処したらいいのかも順次まとめていきます。

買取できない共通のものは?

法令によって売買が禁止されているものや制限されているものはもちろん、一般的には以下のようなものがあげられます。

・偽物、贋作
・破損が激しい
・汚れや臭いが酷い
・盗難品

法令によってというのは、所有するのに許可が必要な刀剣類のことです。売却に際して買取対象になっているかどうかの確認をしておくと、後々無駄なく進められることと思います。

当然ですが、盗難品や偽物は売却不可です。盗難品を売ったとわかった時は逮捕される場合もありますし、

偽物と知って売った場合は詐欺罪になる

こともあります。

骨董品の買取は鑑定士が行うことが多いのですが、非常に難しいため売る側も買う側も慎重な判断が必要です。

骨董品かどうかわからないものの処分は?

「こんなボロボロ、もうゴミにしかならない」

と思われたものが、実は貴重なお宝だったなんてことはよくあります。

コレクターの需要があればどんなものでも売却は可能です。使えなくなった陶器や壺、おもちゃなどにも価値があるかもしれません。傷がついていたり、破損があっても価値を評価できるものはたくさんあるのです。これはと思うものは、

処分する前に一度専門家に見てもらう

ようにしましょう。

骨董品を高値で売却するコツは?

その前に、買取してくれるところとして、

・骨董品買取業者
・リサイクルショップ
・不用品回収業者

などがあります。おすすめは

骨董品や古道具、古美術を扱う専門の買取業者

で、売却する際一番の高値なるのではないかと思います。また上記以外にも、ネットのオークションサイトやフリマサイトでの売却は可能ですがあまりおすすめはできません。

では買取業者に売却する方法として、より高値に買取してもらうコツを紹介します。

できるだけキレイにする

と言っても、

ピカピカに磨き上げるというのではありません。

強く磨くと肝心の価値の部分が取れてしまったり、自分で修復しようとするとかえって壊れたりもすることがあるのです。ホコリをはらい、柔らかい布などで汚れを優しく拭いてきれいにする程度で大丈夫です。

箱や付属品、説明書などは揃えて査定してもらう


骨董品が入っていた箱や付属品、説明書なども高値になる大事な要素の1つです。ぜひ一緒に査定してもらいましょう。

鑑定書が付いていればベスト

です。

その骨董品が本物かどうかのチェックが必要なので、できれば揃えておきたいものです。

骨董品の査定基準は?

骨董品はどんな基準で買取金額を決めているのでしょうか?

査定する際のポイントをいくつかまとめてみましたので参考にしていただければと思います。

・どんな種類の骨董品なのか
・本物か贋作か
・素材や作者は
・作られた時代、保存状態は
・希少性、需要供給は
・買取業界の相場は

このような点を鑑定士は重視します。それらをふまえて、骨董品の価値は希少性と需要、供給で価格を判断するのです。従って、これらのポイントを調べることによって、骨董品の価値がわかってくることでしょう。

特に人気作家の作品や希少なもの

は高価で買い取られる対象になります。

さらに上記に加えて、傷や破損がある場合は査定のポイントになります。しかしすべてがマイナスポイントになるとは限りません。長い年月をかけたできた傷などで、かえって味が出たと査定されることもあるため、まずは鑑定してもらうことをおすすめします。

今、人気の骨董品は?

数多ある中でも、特に買取されている人気の骨董品は以下になります。

・食器
・絵画
・掛け軸
・茶道具

それぞれの中でどんなものが買い取られやすいのか、査定基準はどうなっているのか、より高値で買い取ってもらえるポイントは何かなど、それぞれ個別にまとめていきます。ぜひ参考にしてみてください。

食器の買取は?

どのご家庭にも食器はありますよね。その中で先祖代々伝わっているお皿などはありませんか?遺品整理などで食器を見てもらったら、

骨董品と査定されて高く売れた

という例も多々報告されています。では、身近な食器が骨董品かどうか、どのように買い取られていくのか見ていきましょう。

ノーブランドの食器や使用済みでもOK?

使用済みの食器は買取ができないとしているところが多いようです。

ただし、それは通常の食器に言えることで、ブランド品で有名なものは使用済みや欠けるなどの傷があっても買取OKになる場合があります。コレクターが骨董品としての価値を認め、その存在自体が大変貴重と判断するからです。

また、ノーブランドの食器で最近作られたものや使用済みは、基本的に不可でしょう。

年代物の食器で有名なものだと使用済みでも買取OKになることがあるのは前述のとおりです。ノーブランドや使用済みの食器でも買取対象になっているかどうか、事前に問い合わせをしておくことが賢明です。

査定基準はどうなっている?

前述したように通常の食器では新品が求められますが、骨董品の場合は金や銀の装飾などが査定基準になります。また、ブランド品や市場で人気の高いもの、有名作家が作った食器などで査定金額が変わってきます。さらに、1つの食器を査定してもらうのではなく、

まとめてたくさんの食器を見てもらう

方がセットとして売れるなど有利になることがあります。

高値で買い取ってもらうコツとは?

食器の場合、最初から売る予定で購入することは少ないと思います。ブランド品など将来的には売ることが視野に入っていれば箱等の付属品は丁寧に保管していると思います。売却時に

箱ごと査定してもらえば、付加価値が上がり、

食器単体よりは高値になることでしょう。箱やケースがない場合でも、箱などはあくまで付加価値なので、食器単体の価値は一緒と思っていいです。別な箱に入れても、もともとの容器でない限りあまり効果はありません。

先に述べたように、ホコリや黄ばみなどは柔らかい布で丁寧に拭いておく、このことが食器の査定では必須と心得てください。できれば、食器の価値が買取業者の相場としてどのくらいのものなのか、ネット等で事前に調べることをおすすめします。

絵画の買取は?

著名な画家の絵画や人気の高い作品が桁違いの高値で取引されるのはご存知のことと思います。それ以外でも、他の査定基準を満たしていれば、高額になることは十分にあります。

買取相場はどうなっている?

ネット等での

絵画の買取相場はまずわからない

と言ってもいいでしょう。

誰でも知っている有名な絵画であったとしても、本物か偽物か、保存状態はどうかなど実際に査定してみなければわからないためアテにはなりません。事前にどうしても相場を知りたいという方は、

鑑定士に見てもらうのが早道

です。複数の鑑定士に依頼し比較をすれば、平均値がだいたいの相場であると判断しても大丈夫です。

査定基準はどうなっている?

買取価格決める際、絵画にはどのような査定基準があるのでしょうか。

・絵画の種類は何か
・作家は誰か
・作品は本物か
・いつの時代に描かれたものか
・保存状態は
・サイズはどれくらいか
・需要はどうか
・鑑定書はあるか

などが主な査定基準として挙げられます。その中で、

作品が本物かどうかという点が重要

になります。作品の中に記されている作家のサイン、描写の仕方、作風などでその作家と一致するかどうかを判定し本物かどうかを鑑定します。

また、同じ作家が描いた作品でも

年代が違うと金額が大きく変わる

こともあります。

他に言えることは、コレクターは著名作家ばかりを求めているわけではなく、コレクターが好む人気の高い作品であるという可能性もあります。

額装を変えたり画面に手で触れるのはタブー

です。では、絵画の種類にはどんなものがあるのでしょうか。どれに当てはまるかという点も査定基準の大きなポイントです。

・日本画
・洋画、油絵
・現代アート、具体絵画
・インテリアアート
・リトグラフ
・水彩画
・版画
・中国絵画etc

小さい画面で高値で取引される作品もありますが、

一般的には大きいサイズほど高い金額で取引

されます。号数を把握しておくのも大事なことです。保存状態も大事です。黄ばみや日焼け、くすみなどもチェックの対象となり、状態がいいものほど高値になるのは当然のことです。

鑑定書があればベストと言えます。

高値で買い取ってもらうコツとは?

絵画本来の価値ではもちろん、保存状態や需要などで買取金額が決まってしまうことが多いのですが、金額を上乗せしてもらうコツもあります。

20号、30号までなら手頃ですが、50号、100号以上となると大変です。運ぶ際に無理して落としたり、傷をつけたるするとその価値は一気に下落してしまうことになりかねません。万が一うまく運びにくい、運べないと感じたら

鑑定士を自宅に呼んで出張買取

にすることをおすすめします。さらに、数点まとめて売却する方が

一点のみで買取してもらうより高く売れる

ということを心得ておいてください。高値で買い取ってもらうために、この2つのポイントを押さえておくことが肝心です。

掛け軸の買取は?

床の間に掛け軸、和室の定番として古くからの日本の文化です。ですが、住み替えや建て替え、リフォームなどで和室がないため掛け軸を売りたいと考える方も多いと思います。日本古来の芸術といえる掛け軸には、絵画と書の2種類があります。

買取相場はどうなっている?

作家の知名度や人気度、そして最も重要な

保存状態により掛け軸の価値は大きく変動

します。人気の高い作家の作品は常に高額の買取となりますが、相場は難しく時価となっている場合が多いようです。

需要があるタイミングで売却すれば高額

で買い取ってもらえることは確実です。

「なんでも鑑定団」という番組をご存知でしょうか。需要のない作品や無名の作家の場合、作品の良しあしに関わらず数千円しかならないということも多いようです。

ほとんどが作家や売れ筋の有名な作品と判断できないため、まずは誰の作品なのか、なんという作品なのか、またどのくらいの価値になるのかの鑑定をしてもらうことです。

複数の美術骨董店で、複数の鑑定士に見てもらえば納得がいくことと思います。

査定基準はどうなっている?

掛け軸には掛け軸ならではの査定基準があります。早速見ていきましょう。

・汚れやシミ、シワなどの保存状態は
・新たに表装の修復がされていないか
・付属品はそろっているか

破損や汚れ、シミ、シワなどが高値の買取に支障をきたすのは当然ですが、一つのポイントに表装があります。

いつの時代のどのような表装なのかで価値判断するため、修復してしまうと鑑定がしにくくその価値を認められないことがあります。もし剥がれていたり、傷がついたりしていても新たな表装は避けるべきです。

掛け軸には、一文字や軸棒、掛緒や紐などの付属品があります。すべての付属品が揃っているかどうか、大きな査定基準となっています。また、

湿気防止のために桐箱の保管が原則

になっており、保存状態も重要な基準の要素になっています。

さらに、中国の掛け軸かどうかも査定の対象になります。中国のものかどうかは、八双や軸先などで確認することができます。

高値で買い取ってもらうコツとは?

以下の2点が重要です。

・桐箱にきちんと保管されている
・付属品がすべて揃っている

上記の点がきちんとできているでしょうか。万全であればしっかり高値がつくと言えます。さらに言えば、防虫対策で手入れや虫干しを定期的にされているのであれば、保存状態の評価が上がり好結果を得られます。

茶道具の買取は?

茶道を習われている方、茶道具を集めている方に限らず、茶道具を日常で使われる方も多いようです。その中で高価な茶道具にこだわりを持っている方の茶道具は高値の売却が可能でしょう。

茶道具にはいろいろな種類があり、それぞれに役割があります。そこで、茶道具の種類を見ていきながら、どのように査定され買取価格が決まるのかをまとめています。

茶道具の種類には何がある?

茶道具には、

・装飾用具 床の間などを飾ります
・点茶用具 お茶をたてる道具です
・会石用具 懐石に使われます
・待合用具 待合に使われます
・水や用具 お勝手で使われます

の5種類に大別されます。その他に露地で使われる草履、露地笠、手桶、手燭などの露地用具を加えて6種類とするところもあります。

では、それぞれにはどんな道具があるのでしょう。代表的な道具を一覧で紹介します。

装飾用具 香炉、掛け物、花入、薄板
点茶用具 茶釜、茶入、茶杓、風炉、水指、香合
会石用具 懐石家具、懐石器具、酒器
待合用具 掛け物、瓶掛、煙草盆、円座
水屋用具 茶掃箱、茶巾盥、拭巾、茶篩

それぞれの種類の中にまだまだたくさんの道具があります。茶道具かどうかわかっていないものも含めて、まとめて査定してもらうことをおすすめします。

買取相場はどうなっている?

茶道具は、流派や作家によって価値が大きく変わってきます。従って、

相場で価格を限定することは非常に難しい

と言えます。中には、時価となっている道具も珍しくありません。ここで確認したいのは、他の骨董品よりも比較的高値で茶道具が売却できるということです。日常生活でも実際に使われているため需要があり、買取しやすくなっていると思われます。

査定基準はどうなっている?

茶道具の査定は、

・流派は、作家は誰か
・需要はあるか
・共箱に入っているか
・お茶会用か練習用か

などが主な基準となっています。どの流派のものか、有名な作家の作品かどうかが査定の基準というのは当然ですが、需要があるかどうかも重要です。また、茶道具がお点前に使われるものか、日本茶や紅茶に使われるものか、薄茶や濃茶はという具合に、何に使われるかも査定のポイントになります。

当然とは思いますが、お稽古ものとしての茶道具よりもお茶会用の道具の方が価値が高いです。また、茶道具には保管用の共箱が付いていますが、これには道具の銘や直筆の作家名が入っている場合があり、道具とセットで揃っているかどうかが重要なポイントです。

高値で買い取ってもらうコツとは?

茶道具が単品で使うものではないというのはご存知の通りです。お点前にしても、様々な茶道道具が揃わないと点てることができません。即ち、

茶道具が一式揃っているということ

が、高値で買い取ってもらえる重要なポイントになります。

保存用の共箱の重要性は前述しましたが、1つでも欠けているとマイナス査定になる可能性が高くなってきます。1つ1つの価値だけではなく、一式揃っている総合の価値を見てもらえば、きっと高値に結びつくことでしょう。

買取方法ってどんな方法なの??

こうして買い取りしてもらう時に気になるのが、実際に買い取りしてもらう時の方法です。ご紹介している買取サイトが、どんな買取方法に対応しているのかをお話ししておきます。

1.全国出張買取査定

日本全国、それこそ北は北海道から南は九州・沖縄まで、ご自宅に居ながら出張査定をさせることができます。自宅に出張買取してもらうメリットといえば、

荷造りなどのわずらわしさがない

ということ。

たとえばブランド品や骨董品などを宅配買取してもらう場合には、発送にかかる梱包の手間や送り状の記入、高額商品の場合には輸送保険の加入など、面倒な作業や費用も付随してきます。

そんな面倒を省いたのが出張査定。もちろん無料で利用できて、万一査定後に納得できず売らなくなっても問題なし。

10人に7人の方がこの無料出張査定を利用されていて、女性の方は女性査定員を指名することができます。これで押し売りならぬ、押し買い対策もバッチリですね。

2.宅配(郵送)での査定

普段仕事で家に居ない、できれば自宅には来ないで欲しいという方には宅配による査定がおすすめ。先述の通り、発送時の面倒な梱包作業があっても宅配でやり取りしたいと思われている方に、しっかりこうしたやり方も選択できるのがありがたいですね。

もちろん出張査定同様、買取額に納得がいかなければ遠慮なく断っても問題なし。

時間帯を合わせにくい方にはおすすめのサービスですね。

3.持ち込みでの査定

たとえば、家族に内緒で買取や査定をお願いしたい場合、自宅査定がラクだとはいえ、ちょっと来られると困っちゃうってこと、ありますよね?

また、宅配で査定してもらうにしても、出したまでは良かったけど、万一納得いかずキャンセルして返送してもらった場合など、受け取り時に家族に知られたくない場合などは、こちらの持ち込み買取が便利です。

こうしてさまざまな買取方法に対応してくれているのがこの買取プレミアムなんですね。